2月に入りました。

昨年末にブログを始めたかちゃまたには、月が進むのはちょっと励みになる(ブログが続いている・・・という実感を得られる)のですが、自分で更新しないと、カレンダーは1月のままなのでした┐(´д`)┌

なんだか無理やり更新しているということですが、今日は少し真面目にがんのことを考える回にすることにします。

放射線科の担当医の上司、主任教授先生。この先生の著書が、待合室に3冊も置いてあり待ち時間に読み始めたら、結構「読める」のでamazonで購入、引き続き「自分用」の「著書」を待合室で読んでいたら、通りがかりに気づいた(?)看護師さんの助言により、「著書」に「筆者のサイン」が入りました。(う~ん[E:smile]、サイン、て性格が現れるものだね、記念になった[E:book])

さて、前置きが長くなりましたが、「がん治療の考え方」

先生によりますと、100%根治だけを念頭においてはいけないそうです。

転移が生じやすい臓器に対するがんの予防的治療、それに、痛みの除去、精神的なケアなどを目的とした緩和治療などがある。

実際の治療法には、主に3つ。 手術 ・ 化学療法 ・ 放射線治療  がある。

ここで、ポイントになることがあり、それは、自分自身の身体のことであるがゆえに、最終的にはどんなわがままを通しても自分がこう治したいという価値観をしっかりと持つべき、ということです。

主治医は、どんなに優れた医師だとしてもあくまで一人の医師にすぎません。主治医の決めることが、あなたの人生の選択肢において100%の正解であるとは限りません。あなた自身が地に足をつけて考え、結論を出すのが大事ということを、わかっていただきたい(そうです)。

先生は放射線腫瘍医として、がんとの付き合い方に哲学を持っていて、それは、「がんとは、弱きもの」という認識。

考えてみれば、がんというのはいくらヒトの体の中で無限に増殖していったとしても、結局、ホストである患者さんが死んでしまえば自分も死んでしまう存在。あまり「悪い奴」扱いして、目の敵にしなくてもいいのではないかと。

確かに、身体を害しながら蝕む病気は、完全に治癒してしまうに越したことはありません。だから外科では手術で「排除」しようとし、内科では抗がん剤で「叩いて」しまおうとします。

でも、がん治療において、すべてが根治ということはありえないのです。(現在の画像診断では、5mm以下のがんの固まりは発見できないのですから、どんなに「排除」し「叩いて」も、必ず奥深くに残ってしまっている可能性があります)

そこで、先生は「ドーマンシー」(がん休眠療法)の紹介を展開されています。

全面戦争ではなく、適当に共存をめざそう、ということのようです。

なるほどなるほど。 大人しく私生活に影響を及ぼさない「がん」には寛大に接するのですね。 最近、年齢とともに、すべてのことが「ま、イッカ、」と気持ちゆるんできている私には比較的接しやすい考え方かもしれないと思う。

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