2014/05/22
アメリカ在住経験のあるママ友が「是非これが観たい…」と誘ってくれた映画です。
3人で行ったので映画の前に食事&お茶おしゃべり付き(◎´∀`)ノ
ムスコ1の幼稚園時代のママ友なので、「☆組さんの会」とか勝手に命名して年に数回集っています。かつては(20数年前のこと[E:sweat01])☆組さんだった
子どもたちは今、それぞれ自立して別居、既に「既婚&もうすぐパパ」になる人もいるので、そういうことを思うにつけても
我々の歴史もなかなかのもの[E:confident]であります。
ムスコ1の幼稚園時代のママ友なので、「☆組さんの会」とか勝手に命名して年に数回集っています。かつては(20数年前のこと[E:sweat01])☆組さんだった
子どもたちは今、それぞれ自立して別居、既に「既婚&もうすぐパパ」になる人もいるので、そういうことを思うにつけても
我々の歴史もなかなかのもの[E:confident]であります。
今回は、映画が後で正解でした。
タイトルが「チョコレートドーナツ」(原題:ANY DAY NOW)
というのに、まったく甘い香りのしないお話しでした。
というのに、まったく甘い香りのしないお話しでした。
以下、ネタバレあります。ご注意ください。
1970年代のアメリカの実話を基に、母親(麻薬中毒)に見捨てられたダウン症の少年マルコを、その生活から救いたい一心で、司法や周囲の偏見と闘う、ゲイのカップルの姿を描いた人間ドラマ。 血の繋がりがなくとも、少年を守るために奔走する主人公たちの苦悩(ゲイであるがゆえに「法の壁」に阻まれ)、結果は切なく悲しい。
舞台は1979年のアメリカ、カリフォルニア。同性愛であることが判れば、その人は社会的にダメ、の烙印を押され、(失職、友人は去るなど)、孤独と怒りと失望感に浸りながら陰でひっそり暮らすしかない時代でした。
主人公を3人とすれば、
ルディ(アラン・カミング)は、ショーダンサーで日銭を稼ぐゲイ
ポール(ギャレット・フラガー)はゲイであることを隠して生きる弁護士
マルコ(アイザック・レイヴア)は、母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年
映画のホームページにもありますが、銀座シネスイッチで予告編見たとき、これだけで涙が出そうになりましたが、見終わって感じたことは、予告編の方がグッと来たかもしれない、ということでした。(あとで、ゆっくりその理由を考えてみた)
予告編でも衝撃的でしたがマルコ役のアイザック・レイヴァの存在が大きいです。
彼は、実際にダウン症で職業俳優の新人さんでした。
チョコレートドーナツが好き。 ルディから聞かせてもらう「創作お話」は全てハッピーエンドになることが好き。 3人の暮らしが始まって、自分の部屋を持てたときの彼の涙にもらい泣きしました。(その場面が、映画のポスターになっています)
舞台は1979年のアメリカ、カリフォルニア。同性愛であることが判れば、その人は社会的にダメ、の烙印を押され、(失職、友人は去るなど)、孤独と怒りと失望感に浸りながら陰でひっそり暮らすしかない時代でした。
主人公を3人とすれば、
ルディ(アラン・カミング)は、ショーダンサーで日銭を稼ぐゲイ
ポール(ギャレット・フラガー)はゲイであることを隠して生きる弁護士
マルコ(アイザック・レイヴア)は、母の愛情を受けずに育ったダウン症の少年
映画のホームページにもありますが、銀座シネスイッチで予告編見たとき、これだけで涙が出そうになりましたが、見終わって感じたことは、予告編の方がグッと来たかもしれない、ということでした。(あとで、ゆっくりその理由を考えてみた)
予告編でも衝撃的でしたがマルコ役のアイザック・レイヴァの存在が大きいです。
彼は、実際にダウン症で職業俳優の新人さんでした。
チョコレートドーナツが好き。 ルディから聞かせてもらう「創作お話」は全てハッピーエンドになることが好き。 3人の暮らしが始まって、自分の部屋を持てたときの彼の涙にもらい泣きしました。(その場面が、映画のポスターになっています)

「誰も引き取りたがらない、チビでデブのダウン症の少年」
です。
しかし、出会って即恋に落ちたゲイの二人とダウン症の少年は、3人でいい雰囲気の暖かい家族となります。そこが、無条件に愛しい場面となるために結末が悲しい。
35年前の話し、ということで(しかもアメリカ)、今の時代と比べることに無理があるのかもしれませんが、私が予告編ほど感動しなかった違和感とは…。
・出会ったその日にポールは職業を明かし、ルディに連絡先まで教えてしまうこと
・ルディも(携帯とかないので仕方ないのかな)、その翌日には、マルコを連れて、いきなりポールの勤務先に押し掛ける強引なところがあること
・その3日後ぐらいからは、もう3人での生活が始まり、その生計は全てポールの資金源によるものであること
・後半、法廷での争点は二人がゲイであること、そのことばかりに偏り、応戦する二人も、本来は、「マルコのために頑張る」はずなのに、どうしてもゲイを受け入れてもらえないことへの怒りに思えてしまうこと。
・ルディも(携帯とかないので仕方ないのかな)、その翌日には、マルコを連れて、いきなりポールの勤務先に押し掛ける強引なところがあること
・その3日後ぐらいからは、もう3人での生活が始まり、その生計は全てポールの資金源によるものであること
・後半、法廷での争点は二人がゲイであること、そのことばかりに偏り、応戦する二人も、本来は、「マルコのために頑張る」はずなのに、どうしてもゲイを受け入れてもらえないことへの怒りに思えてしまうこと。
映画の終盤、保身に走るネグレクトの母親が、その気もないのに、マルコを引き取ることで悲惨な結末になります。弁護士のポールは「法律の隙間から、こぼれ落ちる子どもを救いたい」と言いました。が、最終的に、時代の少数派は不利益を被ります。
裁判で、相手方から「マルコに愛を与えたいのではなく、君たちが愛に飢えているのでは?」と反論されたり、心が揺さぶられた?裁判官(フランシス・フィッシャー)からも、
「総合的に判断した場合、やはり、ダウン症の少年にとって、ゲイの二人がその家族でいるということは、教育上の観点から見て好ましくないものと判断する」
と言われてしまいます。
本来は、弱者を救うための「弁護」であるべきなのに、法廷論争は相手をつぶすことが最終目的のようになって、また、判決も、「前例を作る」ことにものすごく慎重。
結局、そのしわ寄せは、今回は、ぜーんぶ、「ひとり置き去りにされた」形となったマルコに行ってしまいました。
裁判で、相手方から「マルコに愛を与えたいのではなく、君たちが愛に飢えているのでは?」と反論されたり、心が揺さぶられた?裁判官(フランシス・フィッシャー)からも、
「総合的に判断した場合、やはり、ダウン症の少年にとって、ゲイの二人がその家族でいるということは、教育上の観点から見て好ましくないものと判断する」
と言われてしまいます。
本来は、弱者を救うための「弁護」であるべきなのに、法廷論争は相手をつぶすことが最終目的のようになって、また、判決も、「前例を作る」ことにものすごく慎重。
結局、そのしわ寄せは、今回は、ぜーんぶ、「ひとり置き去りにされた」形となったマルコに行ってしまいました。
「僕の家じゃない」と独りで街を歩くマルコ。
ドーナツを一口食べて、嬉しそうに「Thank you」というマルコ。
これから先、当分の間、チョコレートドーナツを見たり食べたりするたびに「マルコ」を思い出しそうです。
(余談) 後で判ったことですが、フランシス・フィッシャーにはクリント・イーストウッドとの間に娘がいるそうです。
これから先、当分の間、チョコレートドーナツを見たり食べたりするたびに「マルコ」を思い出しそうです。
(余談) 後で判ったことですが、フランシス・フィッシャーにはクリント・イーストウッドとの間に娘がいるそうです。
本日の、お昼ご飯は「お蕎麦屋さん」でした。新宿:大庵
なかなか素敵なお店です。(また行きたくなる感じ[E:heart04])
おそば屋さんのコロッケ(蕎麦粉使用?)アツアツ美味
(追記)こんな記事を見かけました(明日と明後日のことです)
日本でのあまりの大ヒットに本国アメリカのトラヴィス・ファイン監督も大感激!
その朗報は、少年マルコを演じたダウン症のアイザック・レイヴァの元にも届けられ、監督とアイザックは「日本のみなさんに御礼がしたい!」と来日を熱望。
【5月24日(土)・25日(日)】急遽ふたりの来日が決定!
25日(日)には東京で上映中の劇場にて舞台挨拶を行う予定です。
その朗報は、少年マルコを演じたダウン症のアイザック・レイヴァの元にも届けられ、監督とアイザックは「日本のみなさんに御礼がしたい!」と来日を熱望。
【5月24日(土)・25日(日)】急遽ふたりの来日が決定!
25日(日)には東京で上映中の劇場にて舞台挨拶を行う予定です。
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