2015/03/05
新聞を見て応募した試写会が当選。
映画が好きそうな友人?に声を掛けたところ、試写会会場のすぐそば(カップラーメンが出来る前に辿り着けるようなところだった)でお仕事している友人と行くことになりました。
というわけで、会場の最寄り駅(虎ノ門)に早めに着いたかちゃまたは、この時節にマスクで出歩くのだから、と待ち合わせ場所のカフェに入る前に、虎ノ門ヒルズまで足を延ばす。(目的は「ぼく、トラのもん」の写真)
トラなので、シマシマのシッポがついていましたo(*^▽^*)o
トラのもん、虎ノ門ヒルズ、それぞれの写真を前から後ろから撮影してからカフェで優雅にお茶しながら読書しました。(なんか幸せ[E:heart04])
さて、試写会は、13(金)公開の「イミテーション・ゲーム」
試写会に応募した時は、アカデミー賞にノミネートされていたことも知らず、当選してから、この映画が、アカデミー賞脚色賞受賞作品だと判りました。(以下、ネタバレあり)
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
イミテーション・ゲーム(サブタイトル:エニグマと天才数学者の秘密)
主演:ベネディクト・カンバーバッチ
[E:movie]
STORY( 映画の チラシより)
第二次世界大戦時、ドイツ軍が誇った世界最強の暗号《エニグマ》。
世界の運命は、解読不可能と言われた暗号に挑んだ、1人の天才数学者アラン・チューリングに託された。英国政府が50年以上隠し続けた、1人の天才の真実の物語。時代に翻弄された男の秘密と数奇な人生とは・・・・。
[E:movie]
アラン・チューリングという人物とエニグマについてはネットで調べて行きました。
[E:pencil]
アラン・チューリング・・・イギリスの数学者。第二次世界大戦時。難攻不落と言われたドイツ軍の暗号エニグマの解読に挑み、彼の功績は、戦争終結を2年以上も早め、1400万人以上の命を救ったと言われているが、その事実は、50年以上も英国政府の機密扱いであった。彼が生み出した「チューリングマシン」は現代のコンピューターの元と言われている。
[E:pencil]
エニグマ・・・(Enigma)
第二次世界大戦の時に、ナチス・ドイツが用いていたことで有名な暗号機のこと。
いくつかの型がある。その暗号機の暗号も広義にはエニグマと呼ばれる。
[E:sign05]
ストーリーの展開は、エニグマを解読するまでに至る、山あり谷ありの話しに、
天才数学者と言われたアランが、どう育ってきたのか、という少年期〜青年時代、
そして、彼の晩年期(戦後は孤独になってしまう)を同時並行的に描いたもの。
つД`)・゚・。・゚゚・*:.。
少年期のアラン役(これはカンバーバッチが演じたらお笑いになってしまうから、子役で良いのですが)が、カンバーバッチに似てない上に、変人っぽい顔立ちで(眉の描き方がとりわけヘンテコで、ミスタービーンのような、こち亀の両さんのような[E:sweat01]→帰宅後、ネットで顔写真を見たら子役の眉の方が本人に似ていて妙に納得[E:sweat02][E:wobbly])
天才ゆえの奇人変人ぶり、とそれゆえにイジメにあったりするつらい青春は見ていて胸が痛みます。子役もまあ良かったとは思うけど、もちろん、カンバーバッチは上手かったです。こんな雰囲気の奇人はありえるなあ、と。(シャーロックやスタートレックなど超人的な演技が光る人なので期待していたけど[E:heart01])
エニグマは、15京以上のパターンに加え、毎日のように暗号が変わるそうで、一般人なら、聞いただけで、解読に挑戦する意欲がそがれてしまいそうなもの。
これを、なるほど〜[E:flair]と思える方法で、メンバーを募り、(そこに1人混じる、女性役のキーラ・ナイトレイ、・・・私は、パイレーツオブカリビアン以来です。相変わらず美人&賢そう[E:heart04])暗号解読のために時間と闘いながら、スパイ容疑もかけられながら、アランのチームは日夜頑張ります。
そして、暗号が解読できた瞬間、チームは喜びに涌きますが、瞬時にメンバーの若手の兄が
海上(戦艦乗組員)で、ドイツ軍に狙われていることが判明、・・・さてどうするのか・・・。
「エニグマをイギリスが解読した」とドイツ軍に知られてはならない、という国家機密を守るために、判っていながら、戦艦を「見捨てる」という苦渋の決断をするのです。
解読出来てからのエニグマ(暗号文)の取り扱いが、これまた難しい[E:sweat01][E:sweat01]
アランたちは、国家機密扱いの中でひたすら暗号文の解読任務を務めたわけで、その先の対ドイツ戦争にたいする作戦は、英国政府と軍が担うのですね。ドイツ軍には、終戦時まで、エニグマ解読済み、はバレなかったのでしょうか?バレなかったから戦勝国になれたのか[E:sign02]
[E:happy02]
それにしても、世界大戦並みの戦争がなければ、コンピューターの発明はもっともっと遅れていたのかもしれない、という事実。そういえば、昔、電話機に、留守録メッセージだかファックス機能が付いて、それが急速に普及したのは、暴力団とかウラの社会の人々が「便利機能」として評価したからだ、とかいう話しを週刊誌等で見たような気もする。
アップルコンピューターの名称、と、ロゴマークが「かじりかけのりんご」なのは、
アランが晩年、疲れ果てて、命を絶つとき、リンゴに毒を塗って、それをかじって息絶えた、というエピソードから来たものらしい、といういうことを知り、改めて、フィクションではない映画を見たのだなあ、としみじみ感じました。
紳士の国、と言われているイギリス。
紳士教育??などの名目で、男子校も多いと思うのに、当時のイギリスでは同性愛者は違法行為で逮捕されていたのですね。(時代の感覚は、100年もしないうちにずいぶん変わるものです。)
この映画、字幕を追うのが結構しんどかったです。(内容が深いから?)
誰かの発言か、ナレーションか忘れたけど、
「時として、想像もつかない人物が、誰もが予想もしなかったような偉大な仕事をやり遂げる」
とありました。
41歳で亡くなり、その55年後(2009年)に首相が謝罪し、英国女王から恩赦が出て名誉回復。 切ない終わりでした。
アカデミー賞、脚色賞・・・というのは史実に基づいた映画作品だったから、ということで・・・(映画のためのオリジナル脚本なら脚本賞)
脚色賞を振り返ると、
2011年「英国王のスピーチ」と
2013年 「アルゴ」
を観ましたが、なるほどなるほど、そうですか[E:happy01]
いずれも、見応えありました。ドキュメンタリーではなく、史実に基づく作品、これからもチェックしていきたいです。
六本木ヒルズの表と裏から各一枚(ビルの下に道路が入り込んでいるとは聞いていたけれど、そういう土地の使い方もあるのが都心??・・・)
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