2015/03/12

渋谷パルコ劇場で上演中(内容は2013年好評だった舞台の再演)の「趣味の部屋」
を友人3人で堪能(夕ご飯も[E:drama])
(観劇後4日も過ぎてしまいましたが、見た翌日から今日まで外出や仕事で多忙で
感想をまとめられませんでした[E:sweat01])
舞台が19時〜(休憩無し2時間)だったので、早めに待ち合わせてお寿司屋さんへ。
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渋谷駅の駅ビルにある「美登利寿司」。今回もボタン海老がまるまる太っていました。
美味しゅうございました[E:happy01]
`;:゙;`;・(゚ε゚ )!!
さて、舞台。
キャスト:  天野信親・・・中井貴一  、土井祥太郎・・・戸次重幸、 
                宮地ミカ・・・原 幹恵、  水沢昭雄・・・川平慈英                金田 登・・・白井  晃
   脚本: 古沢 良太    演出:行定 勲
ストーリー(パンフレットより)
ここはマンションの一室。
キッチンで料理する者、ジグソーパズルをやっている者、
古書を味わっている者、ガンダムのプラモデルを作っている者・・・
ここは、男たちが誰にも邪魔されることなく趣味を楽しむために、
共同で借りている「趣味の部屋」だ。
呼びかけたのは、多趣味で博識で温和な内科医・天野信親。
化粧品メーカーに勤務する土井祥太郎。
車のセールスをしている水沢昭雄。
大学の医学部で教鞭をとる金田登が集っている。
彼らがそれぞれ趣味に興じているところに、チャイムが鳴った。
玄関に立っていたのは、巡査だという宮地ミカ。
二週間前から行方不明になっている男の聞き込み捜査らしい。
その男は、この部屋の仲間だった。
彼女の訪問を機に、男たちの楽園は疑いと諍いの修羅場と化す。
彼らが最後に辿り着く結論とは・・・。
そして、「趣味の部屋」の真実とは・・・。
...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。(以下、ネタバレあり)
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制服姿の巡査が単独で捜査に来る??ホントに巡査??
などと思っているうちに、部屋にいる全員すべてに殺人の容疑がかかり、
彼ら全員が無実だと主張しあうことになります。
各人の「言い分」もそれなりに論理的で嘘っぽくはない。
「もしかして・・・」とこちらが思うと、舞台上では、照明を落し気味の演出で、まさに劇画タッチの不気味感[E:sweat01]
怒濤の展開についていけない[E:sweat01] 、土井が頭を抱えるシーンがあるけれど、
確かに、展開は次ぎから次へとどんどん行きます。
先ず、行方不明者とされていた木下は、実はミカの恋人でこの時は自宅に待機、木下がミカと組んで、趣味の部屋を捜索するための「巡査」芝居を打っているのを連絡待ちしているという設定。
木下は生きている一方、天野の勤務先で働いていた、ヨーコちゃん、という看護師が趣味の秘湯巡りの際、事故死してしまうのですが、天野は、これは他殺だと言い張り、その犯人探しを始めます。
犯人探しがエスカレートして、「もう、この部屋は終わりだ」「警察へ行く」
などとなり、5人が次々と部屋を出て行き、照明が暗くなる。
しばらくすると、男優4人が部屋に戻ってくる形で再登場。
カーテンコールにしては変だぞ、と思って見ているとなんと芝居は続いている[E:sign03]
なんのことはない、最初、天野がキッチンで料理している場面から、5人が次々出ていくシーンまで全てが、「ミカを騙すためのお芝居」だったというのです。(木下が、彼女に「趣味の部屋」の存在を知られてしまったということをフォローするため、そして、土井に「趣味は演劇」というようになってもらえるように、一致団結して大芝居を打った、ということだったのでした。  要するに、観客は彼女(ミカ)1人(出演型観客ってところか?)
最後の場面、、、まさにサスペンス[E:happy02]
天野役の中井貴一が言う。(遺体収容疑惑があった大型冷蔵庫にそっと手をかけ)
「宮地ミカ・・・か。」
そして、フッとため息しながら
「ヨーコ、おまえの代わりが見つかったよー。また趣味が続けられるさ。」
(コレ、見ていると背筋ゾワゾワ〜[E:sweat01]となる)
ええーっ??という周りを楽しんでから。「な〜んてね[E:sign01]」  幕。
中井貴一クンの上手さに大拍手です。2009年に彼が主演の「12人の怒れる男」を見に行きましたが、法廷もののサスペンス、すごく良かったのが記憶にあります。が、今回、彼はコメディアン(この舞台は。サスペンス・コメディ)としての、才能もいっぱい持っているんだ、と思いましたし、解離性同一性障害の役を演じるときの憑依型の上手さは、男優ではそういないかも(多重人格演じたら上手い、大竹しのぶさんみたいな・・・)。
今回の舞台は、中井貴一クンの思い「演劇を観る機会が少ない地域で上演したい」
によって、
今月29日まで渋谷パルコ劇場、の後は、
松山→高松→新潟→金沢→福岡→大阪→札幌→函館→仙台→広島
と1ヶ月間、精力的に日本各地を巡るようです。演じる側も楽しみにしている、とパンフにあり、こういうのっていいなあ〜[E:heart04]  座長(中井貴一)と4人の出演者、がとても仲良く雰囲気良さげで、皆さん「役者冥利を味わって」舞台もプライベートも充実しているようすです。(パンフレット隅々まで読む[E:happy01] )
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脚本が優れているこの作品、すでに韓国版「趣味の部屋」が上演されたそうです。
設定も役名も全部オリジナルのまま上演して好評だったそうです。素晴らしい
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NHKの番組「サラメシ」からのお花。この番組のナレーション、大好き[E:lovely]

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