2015/07/24

アフタヌーンティーを満喫したのは帝国ホテル、そこから徒歩で帝国劇場へ。
帝国ホテルは今年開業125周年だそうで、記念展示がありハンドブックをもらっていました。そこには
「1890年(明治23年)、Tホテルは明治政府がすすめる欧化政策の一環として、海外からの賓客を迎える「迎賓館」の役割を担い、ここに誕生しました。」とあり、初代会長には渋沢栄一氏。
[E:book]
もしかしたら、関係あるのかも、と帝国劇場を調べたら、やはり「つながり」ありました。
「帝国劇場(東京・有楽町、皇居前にある東宝直営の演劇劇場。1911年(明治44)渋沢栄一。大倉喜八郎らの手により、日本初の洋式劇場として開場された。
[E:book]
答え:「渋沢栄一氏」が共通でした。
さすが、近代日本経済の父と言われているだけあって凄い[E:sign01]
[E:camera]
さて、夜の部とはいえ、劇場到着(18時15分頃)は、まだまだ外は明るく、入り口付近の写真も撮れました。
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井上芳雄くんのトートが見たい、良席で見たい、
この両方の希望を叶える方法として、ローソンチケットの貸切公演を選びました。
ミーハー的な感想を先に言えば、チケット入手の「良席保証」の席のお陰で?
上演中、劇中の結婚式に向かうトートが私の席(センターブロック通路側)の横を通っていったり(一瞬、遅刻してきた人かと思った[E:sweat01]らスタイリッシュな井上トートでした[E:smile])、並んで座った友人のお隣はNHKのアナウンサー(女性)だったり・・・客席だけでも「非日常」楽しめました(笑)
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【ストーリー】(ミュージカルチラシより)
19世紀末のウィーン、若き皇帝フランツ・ヨーゼフが我が妻に、と選んだのは「自由な心と魂を持つシシィ(エリザベート)だった。一目で惹かれあい、固い絆で結ばれたかに見えた2人だったが、その愛はハプスブルク王朝の破滅への序章であった。
自由を愛するエリザベートにとって、宮廷での暮らしは苦痛以外の何ものでもない。
姑の皇太后ゾフィーが取り仕切る宮廷では、自分の子供を自ら養育することも叶わなかった。
ある日、自分の美貌が武器になることに気づいたエリザベートは、自らを完璧に磨き上げ、ハプスブルク帝国の皇后として栄華を極めていく。エリザベートが念願としていた望みを叶えたのも束の間、彼女の周りには、夫の不義、国民の誹謗中傷、愛する皇太子ルドルフの死と、常に不幸の影がつきまとう。
そして、それらの不幸とともに彼女の前に現れるのが黄泉の帝王"トート=死”。
トートはエリザベートが少女の頃から彼女の愛を求め続け、彼女もいつしかその愛を意識するようになっていた。しかし、その禁じられた愛を受け入れることは、自らの死を意味することであることも、エリザベートは知っていた。
幕が下りる帝国と共に、エリザベートの「運命の日」は迫っていた・・・。
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日記を綴っているのは7/26で、昨日は習っているピアノ教室の発表会(かちゃまたは出演を卒業したため裏方担当)お手伝いの帰り道、連弾の相方さんが「私、明日はオペラ観に行く予定になってて・・・」と言った。私は「わっ、こちらは昨夜、ミュージカルでした」と言って笑いながら、オペラとニュージカルってどう違うんだろう??と帰宅後調べました。
すると、
〔オペラ=歌劇〕
に対し、ミュージカルは、
「音楽・歌・セリフおよびダンスを結合させた演劇(19世紀後半アメリカで誕生)」
とのことでした。オペレッタはオペラ寄りのミュージカルとの合いの子らしい。
( ̄▽ ̄)
うんうん、確かにそうです。
今回、セリフが少なめのトート(黄泉の国の王様がお喋りではサマにならない[E:sweat01])
には、トートダンサーが8人付いています(wキャストではありませんので、全公演踊っているんだね)
幕が上がると、曲の前から登場済みのダンサーたちが、怪しく踊り出し、死者がムクムク湧いて来る感じがなんともおどろおどろしい。(まさにダンサー!身体で表現してます)その後も、ここかしこ、至る場面で踊る踊る
[E:run]
[E:new]
東宝だけで初演から15年(宝塚でも同じ演目あり)、それを今回初めて観るわけでありますから、今更、私が何か感想を述べるというのもおこがましい気が・・・。
それでも、いくつか印象的な点を述べると・・・
初めて見た出演者では、

*フランツ役(エリザベートの夫)の田代万里生さんが歌上手でした。一目惚れの夫婦、と言っても皇帝の方が愛情量が強く、それを感情込めて歌えているので、まさに美声から「愛情が放たれてる」感じ。童顔・首長く歌う姿勢も綺麗。老けたメイクも工夫してました。

*ルキーニ役(エリザベートを暗殺する男)の山崎育三郎さん、役者だな〜と感じる演技。スタイルも良く東宝ミュージカルにはなくてはならない役者さんでしょうね。

*蘭乃はなさんのエリザベート。昨年末のモーツアルト!ではもう一人のエリザベート役の花總まりさんをモーツアルト姉の役で観ていたので、今回は別の人で楽しめばいいかな(はなさんの方が若いし)・・・と何の先入観も無かったのですが、何だかこの方「地声が低く」て一方、歌の途中で「裏声」になる。これがちょっと違和感でした。声の伸びやかさも花總さんの方が美しいかも・・・。

*お目当てだった死の帝王トート役の井上芳雄さんについては、言うまでもありません。セリフが少ないという設定で、一箇所「見つけた!」と思ったシーンは、少年時代のルドルフが手にしたピストルを見ながら「ボク、この間、猫を撃ち殺してしまったんだ」と脇に寄り添うトートに告白したシーンで、井上トートの目がギラっと光りました(死の帝王的には嬉しかったのか・・・?)
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とまあ、こんな風にWキャストというのは、比較対象があるがゆえに私たちは見比べてしまうわけで・・役者さんにとっては恐ろしいことでもあるかも。
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ローソンチケットの貸切だけに、カーテンコールの最後に主演の二人が再登場し、「皆様、ゲリラ豪雨の中、お越しくださりありがとう」とか「お買い物するならローソンで」と宣伝まで。(エリザベートの口から「ゲリラ豪雨」出ました〜!!」と井上くん、そして「黄泉の国にもローソンあります」なんてお茶目な発言していました)

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