2016/02/11
映画の予告編を見ている時から、「ありえないような設定だけど面白そう」と感じていた映画。私のような、一般人がそう思うだけのことはあってか?、この作品、先月、「ゴールデングローブ賞」の「ミュージカル&コメディー部門」の作品賞、および、主演のマット・デイモンが同部門の主演男優賞を受賞している。
監督:リドリー・スコット
原作:アンディ・ウィアー 「火星の人」
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:マット・デイモン、ジェシカ・チャスティン、クリステン・ウィグ、
マイケル・ベーニャ、ショーン・ビーン、ケイト・マーラ、アクセル・へニー 他
あらすじ:(Yahoo映画より)
火星での有人探査中に嵐に巻き込まれた宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。乗組員はワトニーが死亡したと思い、火星を去るが、彼は生きていた。空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない危機的状況で、ワトニーは生き延びようとする。一方、NASAは世界中から科学者を結集し救出を企て、仲間たちもまた大胆な救出ミッションを敢行しようとしていた。
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(以下ネタバレあり)
ひとことで言えば、観てよかった、面白かった映画。
かちゃまたは、こうした、「SF的な、アドベンチャーコメディ」が大好きなのだと思います。142分と、長い映画ですが、エンドロールにかかる歌も、ナイス選曲!!であって、劇場が明るくなるまで、楽しんでいられました。
主演のマット・デイモンは、ベン・アフレックと幼少時からの友達で、(もしかしたら遠い親戚?)ベン・アフレックから派生して知りました。
昨年観た「プロミスド・ランドで知った俳優さんですが、今回の「宇宙飛行士で植物学者」という役柄、
素晴らしかったです。(時間の経過と共に、体重コントロールもGood[E:sign03])
(*^-^)
宇宙を取り扱った映画で3D,ならば、「ゼロ・グラビティ」に似ているかな?
と思っていたのですが、それとはかなり違うテイスト、というか、科学者(理系の人)の目線と行動力、で描かれた作品という感じです。(もうちょと予習して見に行けばよかった、と悔やむ)
それにしても、火星、は遠い。月の比ではありません。
結果的に置き去りになってしまったマーク(マット・デイモン)。しかし、どっこい彼は全てにおいて「諦めません」。その上、とってもポジティブ[E:up][E:up]
過酷なサバイバル、という課題なのに、なんだか「やったるで!!」という取り組む姿勢。物事は決めつけずに挑戦しなきゃね、と自然に思わせてくれます。
(o^-^o)
前向き思考で、課題、難題に打開策を次々に見つけて実行に移すマーク。この映画のキャッチフレーズ、は「火星、ひとりぼっち」(で検索、とあった)ですが、実際のところ、本当は(本心は)葛藤もあるのでしょうけど、とにかく「悲壮感」が伝わってこないところに、じわじわと感動します。
哲学者フランシス・ベーコンの「知は力なり」という言葉を思い出します。
科学者の目線、視点、でこの困難な状況を乗り越えようとする姿。同時に、地球と交信出来た時に、泣き言や恨み節など一切言わないマークの精神的なタフさにも脱帽。
映画の途中から、だんだん筋が読めてきてしまいますが、それでも、最後まで彼を応援したくなります。
(*^-^)
音楽担当って誰なんだろう、と思うくらい「合わせ方が見事です」。あ、こんなところで「ドナ・サマーのホット・スタッフ」を合わせてくるんだ、とかエンドロールにかかるグローリア・ゲイナーの「I will survive」がとても耳に残りました。エンドロールにはもう1曲かかり、それが今年他界したデビット・ボウイの曲「スターマン」だったとは気付きませんでした。
Abba の「waterloo」は、アクアビクスでこの曲に合わせて動きたくなるぐらいのノリノリ曲でした。
[E:note]
見終わって、なんだか気分がスッキリ( ^ω^)
ということで、私には、「コメディータッチのSFサバイバルもの」が、映画のジャンルでは一番合ってるのだと確信。3Dも大好きです。
3D画像で見た、火星の様子…実際には、ヨルダンのワディ・ラムという砂漠地帯でのロケ、だそうですが、どう見ても「地球上」とは思えない(でも地球上に決まっていますが…)。ハワイ島の溶岩台地は、ある意味「音のない世界」でしたが、砂漠も然り、でしょう。地球には、まだまだ私が見たことない「すごいところ」があるようです。
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