2016/12/14
3ヶ月ごとの定期検診の月。前回は術後4年検診だったので、検査項目色々ありましたが、その中の「マンモグラフィー」をマイドクターは予約し忘れたそうで、今回に持ち越しとなっていたため、本日の検査(来週が診察日)は、採血とマンモグラフィー。
さすがわ師走!!。定刻通りに行きましたが、マンモは待ち時間ゼロでホッとしたのもつかの間、採血は40分待ち。それでも、なんとか終わらせて、時計を見たら、お、映画一本見られそう[E:happy01]。今日は、水曜レディースデー&TOHOシネマズのトーホー(14日)デー。病院のラウンジで、ネット予約して、TOHOシネマズで「オケ老人」を予約。そして、健康促進と映画代節約のため?に徒歩で映画館へ向かう。
原作:荒木源
監督:細川徹
出演: 杏、黒島結菜、坂口健太郎、左とん平、小松政夫、藤田弓子、石倉三郎、
茅島成美、喜多道枝、光石研、笹野高史 他
[E:movie]
あらすじ(シネマトゥデイより)
バイオリンが趣味の数学教師の小山千鶴(杏)。梅が岡高校に赴任した彼女は、地元の文化会館でのアマチュアのオーケストラによる見事な演奏を耳にして入団を決意する。だが、彼女が入ったのは老人ばかりの梅が岡交響楽団で、文化会館で演奏していたのはエリート楽団として知られる梅が岡フィルハーモニーだったと知ってがく然。退団しようとするも、その後指揮者を務める羽目になり……。
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女優の杏が初主演(しかもコミカル)というのと、全編に渡ってクラシックの名曲が響き渡る、というこの2点に惹かれて選んだ映画。でもタイトル、ってこれでいいの?という気になった映画。本当は、「この世界の片隅に」が気になっていたのだけれど、色々な制約の中、オッケーだったのはこの映画。ということで期待しないで見たので楽しかった。(つまり軽い気持ち、で予想以上に楽しめる映画)
2015年冬に観た「マエストロ」を思い出しそうな、映画で、この手の設定や展開は映画なら「よくあるパターン」ではありますが(展開も読めちゃうし、最後はオーケストラが感動の演奏をする、みたいな映画だろうとたかをくくりそう)、期待しないで観た分、心が揺さぶられました。
冒頭、杏演ずる千鶴が、オケ名(梅ヶ丘交響楽団と梅ヶ丘フィルハーモニー)を間違えて、老人会?と思えるメンバーのオケに参加してしまうシーンで、日頃の楽団の演奏を聞く場面。わざとらしい?下手さで、ちょっとシラケました。こんなレベルならやめちゃえば?と。
が、後半、展開が進むにつれてこの楽団の演奏もメキメキ上達!!。人が努力して進歩していく様子には(とりわけそれが幼児や高齢者だと)無条件に心を奪われます。
中でも、ティンパニーの石倉三郎さん。映画の最後の演奏は、見事、の一言で、もともと打楽器が得意なのか、またはかなりのハード練習をこなした結果だと思いました。
ストーリー的には、ツッコミどころもあるし、話が出来すぎてるところもあるけれど、奮闘する千鶴を見ていて、応援したくなる内容で、見終わったあと、じんわりと感動しました。
エルガーの「威風堂々」を始め、数曲、オーケストラ演奏が楽しめますし、彼らが楽しく生き生きと演奏するのを見ていて、ピアノを習っている私に無いものたくさん見つけました。
それにしても、人が演奏する姿、って見ていてなんと楽しいことか。
YouTube で、演奏を検索し始めると、止まらなくなって、時間があっという間に過ぎますが、今日の映像も、楽しくて長さを感じないまま見終わり、しかも見終わった後「元気に映画館を出る」ことがました。
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