2019/01/31

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 仲良しママ友が企画してくれた新年会(美術展鑑賞、参詣、ランチ)は予報よりも天候に恵まれ楽しいイベントでありました。まずは美術展:六本木 森アーツセンターギャラリーで開催中の「新北斎展」
チケット3枚は、幹事さんがゲットしてくれたもの(新聞販売店より)。有り難く頂戴いたしました〜[E:happy01]
 
 パンフレットのサブタイトルは「果てしない北斎ワールドにようこそ」ですが、その通りです。コピーライターさん的を得てる!。以下、パンフレットの紹介文を引用
「北斎の代表作としては、"Great Wave"と称されて世界的に名高い「神奈川県沖浪裏」を含む「富嶽三十六景」シリーズ、19世紀のヨーロッパにおけるジャポニズムの流行の契機となった「北斎漫画」などが一般的に知られていますが、これらは約70年に及ぶ北齋の画業の一端に過ぎません。」
ここの展示では北斎の絵画師人生を6期に分けて紹介されていた。
1春朗期(20〜35歳頃)勝川春章の弟子時代
2宗理期(36〜46歳頃)勝川派を離れ新たな分野に取り組んだ
3葛飾北斎期(46〜50歳頃)読本の挿絵に傾注した
4戴斗期(たいとき)(51〜60歳頃)多彩な絵手本を手掛けた
5為一期(いいつき)(61〜74歳頃)錦絵の揃物を多く制作
6画狂老人卍期(75〜90歳頃)自由な発想と表現による肉筆画に専念
そしてみどころが、作品数が480ほどある大規模北斎展であることと、北斎研究の第一人者で昨年亡くなられた永田生慈氏の2000件を超えるコレクションから選りすぐりの作品が展示されていることだそうです。今後は永田氏の故郷である島根県のみで公開ということで「東京」で見られる最後の機会でありました。
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Img_0478それにしても、北斎の長い人生は、多くの作品を生み出しているなぁ、とつくづく思う。完成品がこれだけあるということは、試作やボツ作品、途中で飽きて辞めてしまった作品などを含めたら、どれだけ描いた人なのだろう。数だけでも凄い。
デビュー作品(四代目岩井半四郎)からしてもう完成度が高い!!。生き物を描けばピカイチで、海老やタコがリアルでビックリ。初公開の「北斎のひまわり」はゴッホより素敵です(しかも86歳の時の作品だと知って二重に驚き)。シンシナティ(アメリカ・オハイオ州)の美術館が持っているとありました。
富嶽三十六景や北斎漫画はあまりにも有名ですが、今回個人的には、「肉筆画帖」が印象に残ってます。制作年が1835〜44年頃とあるので、北斎74歳から83歳ということで、描く線の美しさ、正確さと緻密さに感動でした。老眼とか手先の衰えとか微塵も感じられないのは何故でしょう?やっぱり天才だから??それとも努力?鍛え上げた画家の腕? 調べてみると、この画帖には10の作品が納められており、以下のよう。

 [全十図詳細]

第一図:「福寿草と扇」

第二図:「鷹」

第三図:「はさみと雀」

第四図:「ほととぎす」

第五図:「鮎と紅葉」

第六図:「蛙とゆきのした」

第七図:「鮭と鼠

第八図:「蛇と小鳥」

第九図:「鰈と撫子」

第十図:「桜花と包み

 もし我が家に飾れるようなスペースがあればギャラリーショップで販売されていたレプリカ(現代の版画氏が精巧に再現したもの:浮世絵のアダチ版画)を購入したくなる。いいなあ版画[E:heart04]
売り子さんに言わせれば、当時の色合いまで研究して再現してます、とのことですが、和の絵の具(顔料?)の色合いってやはり美しい。着物の色合いもそうですが、吸い込まれそうな鮮やかな美しさで見惚れてしまいました。
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上の写真は、「しん板くミあけとう ろふゆやしんミセのづ」という作品で
描かれたパーツを切り抜いて、立体的に仕上げるもの(組絵というのだそう)。お風呂やさんの店頭を内部を緻密に表現しているところが素晴らしいし、こんな北斎は予想外[E:smile](楽しい)。大昔、学習雑誌の付録を切り抜いていろいろ作った頃の思い出が一瞬甦りました(笑)