2019/02/13

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車で外出し、用事の合間の空き時間に観る。今月は見たい映画が数本あって、上映時間にヒットしたのでまずは「ファースト・マン」が今月のファースト映画[E:smile]
 
近頃のNHKの番組は、時流を意識して制作されているのか?公開直前の2/7にBSプレミアム「ザ・プロファイラー」で取り上げられているのがこの映画の主人公でもあるアポロ11号の船長、ニール・アームストロング氏。なので、予習はバッチリ[E:scissors]。映画に盛り込まれた情報はむしろテレビ番組で知ったものより少なかったぐらいです。
[E:movie]映画情報[E:eye]
原作:ジェイムズ・R・ハンセン
監督:デイミアン・チャゼル
制作総指揮:スティーブン・スピルバーグ他
脚本:ジョシュ・シンガー
音楽:ジャスティン・ハーウィッツ
日本語訳の監修:毛利衛
出演:ライアン・ゴズリング、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラーほか
解説とあらすじ(シネマトゥディより)
『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督とライアン・ゴズリングが再び組んだ伝記ドラマ。人類初の月面着陸に成功したアポロ11号の船長ニール・アームストロングの人生を描く。ジェイムズ・R・ハンセンの著書を『スポットライト 世紀のスクープ』などのジョシュ・シンガーが脚色した。共演は『蜘蛛の巣を払う女』などのクレア・フォイ、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェイソン・クラークとカイル・チャンドラーら。
あらすじ:幼い娘を亡くした空軍のテストパイロット、ニール・アームストロング(ライアン・ゴズリング)は、NASAの宇宙飛行士に応募し、選抜される。彼は家族と一緒にヒューストンに移り住み、有人宇宙センターで訓練を受ける。指揮官のディーク・スレイトン(カイル・チャンドラー)は、当時の宇宙計画において圧倒的優位にあったソ連も成し得ていない月への着陸を目指すと宣言する。
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デイミアン・チャゼル監督の作品は「セッション」で注目、ママ友3人で「ララランド」を観たいきさつから、この映画(監督&主演のライアン・ゴズリングのコンビでの作品)は要チェックであったのでした。
  原作者のハンセン氏はNASAの歴史学者でもあり、アームストロングをよく知る人物。NHKの番組で予習しただけあって、この映画は単なるアポロ計画の成功物語的なヒーローものではない、と言う事は予想がついていました。映画の冒頭はアームストロングがテストパイロットとして高速飛行の実験機(X-15)で困難を乗り越えてエドワード空軍基地に帰還するところから始まります。ドキュメント風の映像と表情のアップが多用され、激しい振動や光の点滅、真っ暗、等々(後から知ったのだけれど16mmフィルムカメラでの撮影で)映像が雑、体調が悪い時に観たらきっと酔ってしまうだろうなぁ、と140分の映画の冒頭で既に眼精疲労を予測した次第[E:sweat01]。東西冷戦の真っ只中、米ソの宇宙への競争はエスカレートして、1961年にソ連のガガーリンが宇宙へ行くと、ケネディ大統領は月面着陸を1960年代に成功させるぞ!と宣言し、アポロ計画が推進されます。過酷な訓練、ワーカホリックなニール(夫)を見て、妻のジャネットは「人類を月に立たせる国家目標の為、私たちの生活はささげられていました」と言っていた。芯の強い、家族想いのジャネットは本来活発で楽天家だそうだけれど、それでも相当キツかっただろうと思います。迫力のある演技:クレア・フォイ演じるジャネットは、大竹しのぶを彷彿とさせるものでした。このような妻子が1人の宇宙飛行士の背後に何人も存在し、多くの試練、失敗による仲間との死別という犠牲もあったアポロ計画、アームストロングは、とにかく何としてでも月に降り立ち計画を成功させよう、という使命感やらプレッシャーを一身に背負っていたのだということがヒシヒシと伝わる内容で華やかさがない映画でありました。
 折しも、朝ドラ「まんぷく」では、今日の放送で「インスタントラーメン」が完成します。これもファーストマンの紆余曲折あって成功を手にする一代記が描かれていますが、いずれにしても彼らのチャレンジ精神は凄い!。アポロ11号の打ち上げ前の記者会見場で、マスコミは勇ましく華やかなコメントを求めているのに、アームストロングは「記念に宇宙に何か持って行けるとしたら?」の質問に「ならば、少しでも多くの燃料を乗せていきたい」とにべもなく答える姿。
 しかし、月面に降り立った最初の一歩での言葉「1人の人間にとっては小さな一歩だけれど人類にとっては大きな飛躍である」と言った言葉はあまりにも有名。
そして映画では、冒頭のテストパイロット時代、仕事から帰宅したアームストロングは小児がんを患っている幼い娘の看病をしています。放射線治療に付き添ったり、吐き戻す娘の小さな背中をさすったり、ベッド脇で本を読み聞かせてあげたり…ほどなく彼女は他界して、遺品の小さなブレスレットを引き出しにしまう場面がありますが、そのブレスレットは月まで運ばれていて、彼は、月面のクレーターにそっと投げ込みながら涙する場面で回収されるという筋書きです(実際には息子2人の父親だったようですが)。燃料持参発言…の話は当時のVTRも残っていて(NHKで取り上げられていた)本当でしたが、その映像によると持参品の真実として「小さな包み」は持って行っていて、それは「宇宙飛行士を称えたメダル=(事故でなくなった仲間の飛行士や同志としてのソ連のガガーリンのもあったそうです)」。
 宇宙空間から地球を見た飛行士たちが異口同音に、「宇宙から地球を眺めると国家間の争いは愚かに見える」と話すそうです。今回の映画、宇宙と月面の映像はIMAXカメラで高画質の撮影らしい。着陸船の窓から見える月の表面ってこんな感じ?降り立って見回す地平線ならぬ月平線[E:sign03]心震える感動的な美しさ[E:shine]ああ、これは普通のシアターよりIMAXで観たかったかも〜。映画の前半では、真逆に捉えていたけれど、監督にやられた〜[E:sad]
 しみじみ「宇宙ってすごい!!!!」と感じる映画となりました。人類初の月面着陸成功から今年で50年。50年前の衛星中継のテレビ番組、記憶にしっかり残っています。小学校から帰宅して、近所の(クラスメイトでもある)陽一くんが遊びに来ていて、母親が台所で何か作っていたのを中断して白黒テレビの前で3人(あ、弟もいたかな?記憶が曖昧[E:smile])か4人で、画面を覗き込んでいたのでした。同時通訳という職業の人をテレビで見たのも初めてだったし、当時の我が家のトイレはまだ水洗ではなかった頃です。今になって改めて当時のアポロ(ロケット)を見ると、狭苦しい機内、船内の居場所は棺桶みたいだしガタガタギシギシは半端ないし、当時のコンピューターのレベルが任天堂の初代ファミコン並みだったと知って、余計にアメリカ及びアームストロング船長はじめ宇宙飛行士たちの偉業を実感しました。立花隆著「宇宙からの帰還」(1983年)を発売当初読みましたが、偉業を成し遂げた宇宙飛行士は「宇宙とは、地球とは」からさらに「神とは、人間とは」などと考え込んで地上で暮らす人々と波長が合わなくなってしまうと言う。出過ぎた杭は打たれない、が出過ぎた杭は杭としての役割を全うできなくなるようです。
 父親としてのライアン・ゴズリング、涙が頰を伝わる美しいお顔が素敵でした[E:heart01]

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