2019/02/18

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テレビドラマ化もされた池井戸潤の同名企業犯罪小説を、野村萬斎主演で映画化。八角役を自身初のサラリーマン役となる萬斎が演じ、香川照之、及川光博、片岡愛之助、音尾琢真、立川談春、北大路欣也と行った池井戸ドラマ常連俳優が顔をそろえる。監督は「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」など、一連の池井戸ドラマの演出を手掛けた福澤克雄。(映画館のパンフより)

原作:池井戸潤

監督:福澤克雄

キャスト:野村萬斎(八角民夫)、香川照之(北川誠)、及川光博(原島万二)、片岡愛之助(坂戸宣彦)、音尾琢真(三沢逸郎)、藤森慎吾(新田雄介)、朝倉あき(浜本優衣)、岡田浩暉(佐野健一郎)、木下ほうか(田部)、吉田羊(淑子)、土屋太鳳(三沢菜々子)、小泉孝太郎(奈倉翔平)、溝端淳平(星野)、春風亭昇太(飯山孝実)、勝村政信(加茂田久司)、世良公則(村西京助)、鹿賀丈史(梨田元就)、橋爪功(宮野和広)、北大路欣也(徳山郁夫)、役所広司(弁護士)

あらすじ:(シネマトゥディより)

都内の中堅メーカー、東京建電の営業一課で係長を務めている八角民夫(野村萬斎)。最低限のノルマしかこなさず、会議も出席するだけという姿勢をトップセールスマンの課長・坂戸宣彦(片岡愛之助)から責められるが、意に介することなく気ままに過ごしていた。営業部長・北川誠(香川照之)による厳格な結果主義のもとで部員たちが疲弊する中、突如として八角がパワハラで坂戸を訴え、彼に異動処分が下される。そして常に2番手だった原島万二(及川光博)が新課長に着任する。

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キャストを入力しているだけでも芸達者な顔ぶれが揃っている映画だったなぁ、としみじみ思い返す。文字通りの「実力派キャストのアンサンブル」映画でした。同じ原作でも、テレビドラマ(NHK)では、主人公を原島にして東山紀之が演じ、個性的な八角を吉田鋼太郎が演じていました。私的には、原島には及川光博、八角には吉田鋼太郎に軍配をあげたいかな。鬼軍曹のような北川役にはテレビドラマの石橋凌(も良かったですが)を完全に上書きした感じの迫力満点演技と顔[E:smile]の 香川照之。副社長の村西役を世良さんが演じていたとは最後まで(あれ?この人誰だっけ??)となっててエンドロール見上げて、おおっ、そうだそうだ、と納得。なのでこの映画には、狂言師、歌舞伎役者、落語(噺)家、舞台俳優、お笑い出身、時代劇出身、音楽バンド出身、と実に多彩であったのです。

映画版では、原島をストーリーテラーのような形に置いて、八角が暴れまわる展開にしましたが、確かにこの方が、ラストシーンが生きてきます。ただ、声は抜群に良い野村萬斎さん、演技がやや不自然(狂言師が抜けない[E:sweat01]なので、ややくどい[E:down])そこまでやると嫌みだなぁ〜という域にしょっちゅう足を踏み入れていた感じ。映画はエンタメだもんね、と割り切ってしまえばいいのかもしれませんが、先に吉田鋼太郎さんの魅力的な八角を見てしまっているのでなんだか最後まで鼻につく印象でした。

 最後の場面は、弁護士役の役所広司さんとのやりとりですが、やや年齢は行っているものの、この人に八角を演じて欲しかったな〜、と思ってしまうのでした。

テレビドラマでは、誰が演じていたんだっけ?と思い出せないくらい印象の薄かった新田雄介=めちゃくちゃクズな社員役、をオリエンタルラジオの藤森慎吾が演じていてハマり役!!経理課長の腰巾着&社内で不倫というどうしようもない役が上手いです。きっと今後も俳優としてやっていけると思います。ちょい役に小泉孝太郎、溝端淳平、土屋太鳳、春風亭昇太、と映画の製作委員会にTBSが入っているとなんて凄いのだろう、と大画面で堪能しました。

そう、本日の映画館は、TOHOシネマズ日比谷。映画館はミッドタウン日比谷と隣の東京宝塚劇場に入っているスクリーン合わせて十数ルーム。規模が大きいのとミッドタウンの中層階にシネマがあるのとで、映画館特有の看板、ポスター、電子チラシ類が見当たりません[E:sweat01]、なので、いつも映画鑑賞する際にスマホ撮影している「チラシ」が撮れず、こんな電子掲示板(下に写真貼り付け)を撮っただけで、上の掲載写真はスクショです[E:sweat02](今回はミッドタウンの中ではなく、地下階で繋がってる東京宝塚劇場に入っている方のシアター12で鑑賞、チケット購入してから座席まで結構遠い[E:wobbly])

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クリーンで天井高いホールのような入り口、ガラス張りの窓の外は日比谷公園が丸見え〜というシネコン。会場(番号のシアター)に入れてもらえるのは、上映5〜10分前、となっている上に本編前まで暗くなく、上映終了後は点検と掃除に余念が無い最近の映画館はトイレも綺麗で(恐らく監視カメラも各所に備わっていると予想)、衛生環境や犯罪撲滅に努めている安全安心な場所として生まれ変わろうとしているのだと思います。

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