2023/4/30

原作を読んでみたら、もうこの映画は観なくて良いとスルーした作品。
シャイロックの子供たち
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内容的にはいかにも池井戸作品ですが、いかんせんその時代背景が古かった。
銀行のシステム的にも防犯カメラの設置レベルにしても、私がパートで勤務していた10年ぐらい前よりも、古くて「これは無いな、」と思ったら、観に行く気が失せてしまいました。

その代わり、中高時代の友人から「心が温かくなるような作品」と薦められた映画「オットーという男」を観に行く。あっという間に、公開最終週となって慌てて六本木まで行った。
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主演:トム・ハンクス
見終わってから知ったのですが、この作品、スウェーデンでの原作&映画化された「幸せなひとりぼっち」のハリウッドリメイクでした。主役以外の人たちの好演も光っていて、個人的には猫の演技が「動物界のアカデミー賞級」だと思った。人生って、最後まで日常。その毎日が満たされているということは、もしかしたら色々な偶然がかさなった奇跡かも、と思わせる。
最後は涙がじわじわと。
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その他、欲張って本を沢山借りていながら、読み終えられたのは6冊

・成熟スイッチ 林真理子 (講談社現代新書)
・じじばばのるつぼ 群ようこ(新潮文庫)
・アガワ家の危ない食卓 阿川佐和子(新潮文庫)
・ケーキの切れない非行少年たち 宮口幸治(新潮新書)
・わたしのマトカ 片桐はいり(幻冬舎)

   こうして眺めると、なんの一貫性もなく、手当たり次第の読書でした。